お問い合わせ
[トップ] [犬の食事] [猫の食事] [犬猫栄養学] [ペットフード] [犬の基礎知識] [猫の基礎知識] [犬猫の病気] [リンク]


【 ペットフードについて 】

  ドッグフードの選び方
  キャットフードの選び方
  エコノミーとプレミアム
  並行輸入品
  アレルギーとペットフード
  AAFCOについて
  オメガ脂肪酸について
  グルコサミンとコンドロイチン




■ ドッグフードの選び方

ドッグフードは、ドライフード、缶詰め、スナック(ジャーキーなど)があります。
これらすべてのドッグフードにはそれぞれ総合栄養食と一般食の
2種類があり、各パッケージに必ず明記されています。
簡単に説明すると、総合栄養食は、主食となりうる基準を満たしたもので
一般食はこの基準を満たしていないものです。

ドッグフードを選ぶ場合は、総合栄養食のドライフードを選ぶようにして下さい。
ドライフードが1番栄養のバランスが良く、また硬いものを食べることによって
犬の歯やあごが強くなり、また歯みがき効果もあるからです。
缶詰めは、柔らかいうえ、一般的に質よりも味付けを重視した商品が多いので
缶詰めを使うのは、夏バテなど犬の食欲が落ちたときに、ドライフードに
混ぜて、与えるようにしてください。
また、スナック(ジャーキーなど)は、しつけのご褒美として与えるとき意外は、
極力与えないようにして下さい。

ドッグフードを選ぶ時にもう一つ注意してもらいたいのが、ドッグフードの
原材料やタンパク質などの成分表です。これらは、必ずパッケージに
記載されていますので、1度チェックしてみて下さい。

簡単なチェック法としては、原材料は、〜類というように大まかに表示
されているものより、細かく表示されているものを。
成分表は、タンパク質の含有量を基準に選んで下さい。タンパク質の
含有量が少ないとそれだけ原価が安く、質よりも味付けを
重視した商品が多いようです。
タンパク質 子犬・・・約27% 、成犬・・・23% 、老犬・・・18% を
目安に考えてみて下さい。

また、成分保証値の記載の下ぐらいに、ME または 代謝エネルギーという
表示が載っています。これは、このドッグフードを食べてその内どれぐらいが
エネルギーとして体内に吸収されるか、というものです。
食が細い犬などは、この数値が高いものを選んで下さい。

TOP



■ キャットフードの選び方

キャットフードを選ぶ場合は、総合栄養食のドライフードを選ぶようにして下さい。
ドライフードが1番栄養のバランスが良く、また硬いものを食べることによって
猫の歯やあごが強くなり、また歯みがき効果もあるからです。
缶詰めは、柔らかいうえ、一般的に質よりも味付けを重視した商品が多いので
缶詰めを使うのは、夏バテなど猫の食欲が落ちたときに、ドライフードに
混ぜて、与えるようにしてください。

キャットフードを選ぶ時にもう一つ注意してもらいたいのが、キャットフードの
原材料やタンパク質などの成分表です。これらは、必ずパッケージに
記載されていますので、1度チェックしてみて下さい。

簡単なチェック法としては、原材料は、〜類というように大まかに表示されている
ものより、細かく表示されているものを。
成分表は、タンパク質の含有量が30%以上のものを基準に選んで下さい。
アメリカでは、キャットフードのタンパク質の含有量は、30%以上が基準と
なっていますが、日本では、その基準が甘く24%以上になっています。
また、タンパク質の含有量が少ないとそれだけ原価が安く、質よりも味つけを
重視した商品が多いようです。

尿結石などの泌尿器系の病気に注意する場合は、成分表のマグネシウムの
含有量をチェックして下さい
目安としては、マグネシウム・・・0.1%以下

また、猫のオシッコのペーハーバランスを調整調整するものとして、
DL−メチオニンが有効ですので、ペットフードの原材料の中にDL−メチオニンと
記載されているペットフードを与えると、さらに効果的となります。

FUS(泌尿器系症候群)については、 病気についてを参考にして下さい。

TOP



■ エコノミーとプレミアム

日本のペットフード市場には、販売店を限定しないナショナルブランド
(エコノミーブランド)のペットフードとペットショップ限定での販売をおこなう専門店
ブランド(プレミアムブランド)のペットフードがあります。

エコノミーブランド
ナショナルブランドのペットフードは、量販店(スーパーやホームセンター)での
販売が中心で、低価格と犬・猫の食いつきを良くするための味付け、
飼主の購買意欲をかき立てるネーミング(味付け)を主眼とし、品質は、
最低限度の商品が多いです。

この市場(ナショナルブランド)は、価格競争が非常に激しく、新製品を
出してもすぐに価格が下落し、メーカーの経営を圧迫し、最後には、
商品の原材料を落としてコストダウンを行うという悪循環を招いています。

また、量販店のバイヤーも、店に並べる商品は、品質を重視したものではなく、
単によく売れるかどうかだけの判断で商品を選びます。


プレミアムブランド
専門店ブランドのペットフードは、基本的に品質を重視したものが多いです。
1つのブランドでもライフーステージ別に数種類あるため、販売方法も
対面販売を基本とするため、ペットショップでの販売を行っています。

また、もう一つの理由として、量販店での販売を行うと、価格の下落が
おきてしまい、また、ペットショップは、その商品を店頭に並べなくなり、
最終的には、ナショナルブランドと同じ悪循環を招いてしまうからです。

TOP



■ 並行輸入品

日本の正規代理店が、外国のペットフードを日本市場で販売し、売上が伸びて
くると必ず並行輸入品が出てきます。
正規代理店は、売上を伸ばすために多くの費用をかけ、販売促進を行い
やっと売れてくると並行品が出回ってしまい、問題となってしまいます。

しかし、並行輸入品は消費者にとっては、全く同じ商品が安い価格で購入できる
ので消費者にとっては良い事です。


並行輸入品の品質についての質問が多く寄せられますので、並行輸入品の
現状を報告しておきます。

最近よく正規代理店が、並行輸入品は、日付が古かったり、品質が悪いなどと
宣伝しています。ずいぶん以前には、古い日付のものが多く出回っていましたが、
現在では最新の日付の商品が出回っています。また、流通の上でも中間の
業者を通さない場合が多いので、場合によっては正規品より日付が新しいもの
もあります。
また、一部の正規代理店は、正規品は日本の気候に合わせた商品となっている
とうたっているみたいですが、よほどの大手の商品でないかぎりそのような事は
ありません。

正規輸入品と並行輸入品の違いについては、
並行輸入品は、何か問題があった場合、対応するメーカーがアメリカとなり
(最近では日本の販売店が対応している場合が多いです)、正規輸入品は、
日本の正規代理店が対応します。
ですから、この違いを考えてどちらを使用するか考えてみてはどうでしょうか。

TOP



■ アレルギーとペットフード

最近、犬のアレルギーが増えてきています。この原因を飼い主はペットフードが
原因だとすぐに決め付けがちです。
もちろん、ペットフードが原因の場合もありますが、ほとんどの原因が、ホコリや
ダニなどによるものが多いです。

まず犬がアレルギーになったら、犬の生活環境を清潔にしてみて、しばらく様子
を見て、それでも改善されなければ、アレルゲン(アレルギーの原因)の判別テスト
を行い、アレルゲンを近づけない(食べさせない)ようにして下さい。

また、犬の皮膚自体を丈夫で強いものにするために、出来ればオメガ3脂肪酸を
含んでいるペットフードを与えるようにして下さい。
オメガ3脂肪酸を使用しているペットフードは、パッケージに記載していますので
パッケージを確認してみて下さい。

TOP



■ AAFCOについて

アメリカ製のペットフードには、パッケージに「AAFCOの基準を満たしています」
と記載されていますが、このAAFCOとは何か?

AAFCOとは、The American Feed Control Officials の略で、1909年に設立
された米国飼料検査官協会のことです。どのような組織かというと、すべての動物
の飼料および飼料の原材料に関する一般的な問題、定義や規定についてなどを
協議するための組織です。
ですから、AAFCOの基準を満たしているということは、ペットの主食としての
基準を満たしているということです。

日本のペットフードの基準もこのAAFCOの規定に基づいて定義されていますから
日本のペットフードに記載されている「総合栄養食」という表示と「AAFCOの基準」
という表示は、基本的にほぼ同じ内容となります。
※正確にはAAFCOの基準と総合栄養食の基準は多少違いがあります。

TOP



■ オメガ脂肪酸について

ペットフードのパッケージに「オメガ3」、「オメガ6」、「オメガ脂肪酸」などの記載
されたものが多くなってきました。
オメガ−6とは、リノール酸、アラキドン酸のことで、オメガ−3とはリノレン酸の
ことです。オメガ−6脂肪酸は犬・猫にとって必須脂肪酸ですので、食物から
摂取しなければならないものです。そのため、すべてのペットフードには、
オメガ−6脂肪酸は含まれています。また、オメガ−3脂肪酸は、犬猫とも体内で
リノール酸を基に合成することができます。

オメガ脂肪酸は、ペットの皮膚と被毛のために有益なものであり、最近の研究で
オメガ6とオメガ3の比率が5:1〜10:1の割合になると、免疫力を高めるなど
ペットの健康にとって最も有益な効果があらわれることが分かりました。
この割合なるには、犬猫の体内で合成されるオメガ3の量では不足するため、
オメガ−3脂肪酸をペットフードに含む商品が増えてきました。

犬や猫の毛づやが悪かったり、皮膚炎などがある場合などは、オメガ−3脂肪酸
を含むペットフードを一度試してみてはいかがでしょうか。

TOP



■ グルコサミンとコンドロイチン

近年ペットの寿命もペットフードの普及によりだいぶ伸びてきました。人間と同様
高齢になるといろいろな老化現象がおこってきます。特に多いのが関節の老化に
よる関節炎です。これらを改善するために最近のペットフードには、グルコサミン、
コンドロイチンが含まれたものが多くなってきました。
グルコサミン・コンドロイチンの原材料としてサメの軟骨が有名で、人間のお年寄り
にとっては、よく知られたサプリメントです。
また、関節炎は、老化現象だけでなく、運動量の多いスポーツドッグや関節に
負担がかかる肥満のペットにもおこる症状ですので、これらのペットにも有益な
サプリメントです。

TOP





Copyright(C)2008 DCClub All rights reserved.