■ 早期発見・早期治療 |
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ペットの病気は、環境、食事、年齢などにより、さまざまな種類のものが
あります。
病気の初期段階では、ペットに大きな変化が見られなくても何か小さな
変化は現れてきます。例えば、食欲の変化、便の状態、動作の変化など
飼い主だから分かることがあると思います。
そのいった小さな変化を見逃さず、何か変わったサインがあった時は、
一度獣医さんに相談してみて下さい。病気の早期発見・早期治療を行えば、
人間と同様、病気の治療が容易になります。
ペットは、自分で体がだるいとか、ここが痛いとか口に出して言うことが
出来ませんので、飼い主の方が日頃から注意してあげるようにして下さい。 |
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■ 猫ウィルス性鼻気管炎 |
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ウィルスによって感染します。通常風邪の症状をあらわし、発熱、咳、鼻水が
でます。特に家の外に自由に出入りしている猫に多くみられます。
死亡率は高くありませんが、強い感染力を持っているので注意が必要です。 |
予防
ワクチンを接種すること。また、病気にかかっている猫と一緒にしないこと。 |
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■ 猫泌尿器症候群(FUS) |
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猫の泌尿器疾患の総称。マグネシウムを含むストルバイト結石による
尿路結石が原因となっています。症状は結石の大きさによって違いますが、
発熱、食欲不振、少量の尿を頻繁にする、血尿などがあります。
結石が出来る原因としては、尿がアルカリ性に傾くと尿の中に含まれる
マグネシウムが固まり始めて結晶や結石になります。
猫下部尿路疾患(FLUTD)とも言われます。 |
こんな症状がみられたら注意
・頻繁にトイレに行く
・排尿の量が少ないのに無理に排尿しようとする
・いつもの場所で排尿できない
・排尿のときに鳴く
・尿中に血が混じる
・無気力、食欲不振、嘔吐することもある |
オシッコのアルカリ性(ぺーハー値)
リトマス試験紙を使用して猫のオシッコのアルカリ度を調べます。
猫のオシッコのアルカリ性の強さがペーハー6.6以上の場合、
結石などが固まりやすく要注意です。獣医師の検査を受けて下さい |
予防
常に新鮮な水を飲める環境を作ってあげて下さい。水をたくさん飲んで、
排尿回数が増えれば、体内にマグネシウムが溜まっている時間が短く
なるので結石などが出来にくくなります。
マグネシウムは、結石を形成するもとになるミネラルですので、マグネシウムの
含有量の少ないフードを与えてあげて下さい。低マグネシウムフードについては、
「猫の食事」のページのペットフードの選び方を参考にして下さい。
また、猫のオシッコのペーハーバランスを調整調整するものとして、
DL−メチオニンが有効ですので、ペットフードの原材料の中にDL−メチオニンと
記載されているペットフードを与えると、さらに効果的となります。 |
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■ トキソプラズマ病 |
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トキソプラズマは原虫の1種で、人間を含めすべての温血動物に感染します。
後天性で発病した場合、通常、無症状で免疫となります。
先天性感染の場合、発熱、おう吐、貧血、頭部肥大、言語障害など重い症状を
持った病気になったりします。 |
予防
抗体検査により早期発見につとめること。
現在では完全に予防できる薬があります。 |
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■ 猫白血球減少症 |
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非常に感染力、死亡率が高いウィルス病です。全身性の白血球の減少症と
強度の腸炎をおこす特徴があります。症状としては、食欲不振、元気消失、
おう吐、下痢、発熱などがあります。症状が進行すると肺炎や脱水症状をおこし
死に至ります。特に子猫が感染しやすく、死亡率も90%になります。 |
予防
予防接種を定期的に受けさせること。
子猫の場合、生後3ヶ月目で1回目、4ヶ月目で2回目を接種。
その後1年に1回ずつ接種。 |
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