| ■ エネルギーとは | 
                            
                              | 
 | 
                            
                              | エネルギーは、動物の生存にとって、水の次に重要となる要素です。 食物のエネルギーは、体の機能すべてを動かすための、また体温を
 一定に保つための燃料となるものです。
 
 一般的に犬猫は、低カロリーの食物よりもエネルギー価の高い食物を
 好む傾向にあります。そしてエネルギーの必要に見合う量を食べる
 犬猫がいる一方、食物の嗜好性の高さと、与えすぎがあいまって
 肥満になってしまうペットもかなりの数に上っています。
 また、犬猫の必要とされるエネルギー量は、体表面積と密接な関係を
 持っています。それは体温の大部分が体表を通して失われるためです。
 犬猫のサイズが小さくなればなるほど体重1kgあたりの体表面積が
 大きくなり、従って体重1kgあたりに必要となるエネルギー量が増えて
 いきます。
 
 | 
                            
                              | TOP
 
 
 
 
 | 
                            
                              | ■ エネルギーの測定 | 
                            
                              | 
 | 
                            
                              | 犬や猫がどれだけたくさんの食物を食べようと、食べた食物に含まれる すべてのエネルギーを利用できるわけではありません。そのため
 食物に含まれるエネルギーは、いくつかの段階にわけられています。
 | 
                            
                              | 1.総エネルギー(Gross Energy)
 | 
                            
                              | ある食物を装置を使って完全に燃焼させた時に得られる熱量を いいます。この値は、その食物が本来備えているもともとの
 エネルギー量のことです。
 | 
                            
                              | 2.可消化エネルギー(Digestible Energy)
 | 
                            
                              | 可消化エネルギーとは、総エネルギーから犬猫の便として排泄された エネルギーを差し引いたエネルギーのことをいいます。
 | 
                            
                              | 3.代謝エネルギー(Metabolizable Energy)
 | 
                            
                              | 代謝エネルギーとは、食物に含まれているすべてのエネルギーから、 犬猫の便と尿に含まれて失われるエネルギーを差し引いた残りの
 エネルギーのことをいいます。
 ペットフードの成分保証値の下に記載されている「代謝エネルギー」
 または「ME」がこれにあたります。
 | 
                            
                              | TOP
 
 
 
 |