2000年特別企画 歴代パソコンでのリレー飼育

1999年12月:Libretto60


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 東芝の Libretto も ThinkPad220(本企画7月に登場)と同様に,シリーズの発売(Libretto20,1996年4月発売)と同時にほしくなっていました.まずお店で触ってみて,リブポイントはやはり使いにくいなと思いました.しかし単に DOS 機としてだけでもこの小ささには魅力を感じました.それに,とても実用に耐えそうにない,超人的な短ピッチで並ぶキーボードに惚れ込んでしまいました.
 少なくとも日本では IME のオン/オフに[Alt]+[半/全]を多用します.その重要な[半/全]が Libretto では非常に小さい.シャーペンの消しゴムくらいの大きさです.押しにくいというより,押すたびに緊張を強いられます.でも,こういう実用を無視してとにかく小さくしているところが気に入ってしまうのです.なにしろこっちは「実用目的で購入を検討している」のではなく「ほしいな,これ」なのです.理屈もへったくれもありません.
 例によって,最初出た Libretto20 の7ヵ月後には 30,その2ヵ月後には 50 と,どんどん新型が出現し,とうとう 60(1997年6月発売)を新品で買いました.
 しばらくして 70 が出たのですが,これはキーボードのピッチが広くなっており,おそらく使いやすくなったのでしょうが,僕にとっては Libretto の”オモチャっぽさ”がなくなった気がします.

Libretto

超人的ミニサイズキーボードつきのLibretto60

 買った個体には液晶には青い点が3個所あって,がっかりしました.この程度なのでしょうか? でもまぁ辛抱することにしました.
 Windows95 機の所有ははこれが始めてです.いわゆる OSR2 というのがインストールされていました.OFFICE97 入りでしたし,他にもソフトがテンコ盛りでしたので,MIDI 編集用の EZ-Vision や画像変換用の PaintShop を追加したくらいでした.ハードでは TDK のモデムカードとカード接続できる CD-ROM を買って付けました.
 ニフティ経由で簡単にインターネット接続できてしまいました.しかし,ちょうどニフティの料金体系が変わる時期だったので Gaonet と契約し,以後はそっちを使っています.とうぜん本機には IE3.02 が我が物顔にのさばっているので,NC4 をダウンロードして,主にこっちを使っています.
 ポートリプリケータを付けると,カードが二枚付けられ,キーボードと PS/2 マウスが使えるようになりました.もうオモチャどころではなく,自宅のおこた上の主力機になりました.しかし,本体のポートリプリケータへの着脱は容易なので,あまり根が生えた感じはありません.
 もとのバッテリは壊れたようです.泣く泣く大容量のを買い足して,リプリケータからはずしたときにはこっちをはめています.あと,FDが事もあろうにヘッド部分が折れてとれて,買い直しました.外側が今ふうの銀色になってました.そいつもときどき書き込みそこねる事があります.

 さて,飼育ですが,Macintosh 版の DEME(M) のデータはそのまま Windows で読み込めます.Windows 版でセーブし直すとサイズが少し変わりますが.(^^;


900,000世代目

 飼育自体はあっという間で,1 日以内で 100,000 世代を更新し,無事 1,000,000 世代を算出しました.


1,000,000世代目

 同定してみたところ,一種でした.

 以上でリレー飼育は無事終了です.初めは延々と機械を動かすような事を思い描いて始めたのですが,最後の方は,一定世代をサッと処理して上がり〜,ちう感じになってしまいました.しかしまぁ,そんなもんでしょう.
 各世代 500 匹程度の個体が発生しますので,全体で約 500,000,000 匹です.五億というと,案外少ないような気がします.

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