2000年特別企画 歴代パソコンでのリレー飼育

1999年10月:ColorClassicII


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 じつは順序が逆です.まず Performa550 のほうを先に買いました.そして1年半のちに ColorClassicII を買いました.アホです.
 この両機種はスペックが殆ど同じで,違うのは内蔵モニタのサイズと,CD-ROM の有無だけです.しかも,それらが Performa550 にあって ColorClassicII にはないのです.
 Performa550 を買うときにかなり迷って,結局 Performa550 に決めたのですが,その後も ColorClassicII は気になる存在でした.そして「システム抜いてます」「マニュアル,システムディスク等欠」の表示を付けて安く売られているところを見ると,思わず買ってしまいました.その分安い訳ですし.

ColorClassicII

ColorClassicII のプレート

 これを買った頃,Macintosh の改造が流行していました.多くのユーザは「ColorClassicII は小さくて可愛いけど,モニタの小さいため動かないソフトがある」「CPUが古くて遅い」という不満をもっていたのです.そこでロジックボードを LC575 のに差し替えて,PPC ボードを装着するとか,モニタ周りに危険な細工をして 640 × 480 を表示させる,とかをやっていました.
 楽しそうです.使いやすくする,という本来の目的もありますが,自分の手でチューンナップするという遊びにハマった人が多かったのでしょう.改造方法を解説した本も数冊出版され,そして素材としての ColorClassicII もよく店頭に並んだのでした.
 でも,僕としてはそのままで十分でした.メモリを増設し,HDD を 230MB のに取り替えてやって,データ置き場用に ZIP をつないでやると,小さくても大変役に立つ機械になりました.あと PDS スロットに Ether カードを付けて少しだけ近代化しましたが全く活用していません.SCSI で接続した CD-ROM ドライブは24倍速なので,その点では Performa550 をしのいでいます.System は 7.5.3 です.

 さてツノヤハズの飼育システムは,今回から Deme(M) です.これは FutureBASICII 2.1.1 という言語で作ったものです.この開発系は,少なくとも日本ではまったくマイナーでした.弱小代理店が根性で扱っているだけのため,雑誌にはちょうちん記事もなく,解説書のたぐいもほとんど出ませんでした.
 FutureBASICII については冨山学著「Macintosh の理屈」という本に解説や歴史が載っています.自力での解説はすごいです.自力解説て当たり前ですが,パソコン関連の説明書のほとんどはマニュアル丸写しですからね.FutureBASICII も非常に優れた開発系だと思うのに,正当に評価されていません.
 後に(根性で)日本語化したのも出ましたが,僕が買った時は英語版のしかありませんでした.はじめてインターネット・ショッピングとやらをしたのが,この買い物でした.代金は郵便局で振り込みましたけど.

 で,Deme(M) のほうは,ルールは他と同じで,インターフェイスは Windows 版の Deme(W) に似た形に仕上げてあります.
 データの移行については,98, DOS, Windows 系から本システムへの移行の際にデータをコンマで区切る(エディタで一括置換する)事と,ファイルタイプを変える(ResEditで変更する)必要があります.逆の移行ではファイルの操作は全く不要です.


700,000世代目

 Towns から 700,000 世代で引き継いで,800,000 世代まで滞りなく飼育しました.拍子抜けするほど速く12時間くらいで終わりました.800,000 世代調べてみると1種でした.

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