2000年特別企画 歴代パソコンでのリレー飼育

1999年6月:ClassicII


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 わりと安くなってきたので,中古の Macintosh Classic を買って見たところ,なかなか役に立つうえ可愛いかったので,Classic II の中古を買いなおしました.はじめから10MB積んでありコプロセッサつきでした.40MBのHDDにはぎっしりフリーウエアが詰まっていました.中にはあきらかに著作権侵害のスタックとかも入ってました.なんちゅう商売するねん.>ソフ*ップ

Classic II

Macitosh Classic II

 しばらくはスタックを作って遊んだり,MccDEME を作ったりしてましたが.職場に持ってきてからは事務用主力機として活躍しています.今も普通の文章はコレで書くことが多いし,小さな画面でも9ポイントにして何とか Excel が使えます.たいていの作図は白黒ですので,これでこなせます.システムは J1-6.0.7.1 を少し改造したモノとで FEP は MacVJE です.速度的には問題ありません.不満といえば,エイリアスが作れないのが不便な事があるのと,いちいち AppleFileExchange を介する必要があるのが面倒なくらいです.
 一時,LocalTalk(ModularTalk)が張り巡らされていた頃はファイルの共有やプリントも便利だったのですが,今の LAN からは孤立してしまいました.約 100MB の ZIP が普及した頃に EPSON が売っているベージュ色のを付けました.たまにしか使わないソフトや大きなデータはコレに納めています.
 リチウム電源切れで時計が止まるようになり,修理に出したことがあります.部品代だけ請求されました.

 MccDEMEの各ウインドウの大きさは,当時の最小モニタ搭載機である本機種に合わせて決めました.下図のようにピッタリ決まります.


9インチモニタの400,000世代目

 飼育のほうは,389,000 世代で引きついで,たった 11,000 世代の期間なのですが,やはり Classic II はもっと遅かった.それに現役バリバリの主力事務用機なので,飼育に専念させるわけにいかず,休みの日に計算させて,やっと400,000世代に到達しました.

 さて,こんどはは DOS/V 上で動く DEMEV システムへの移行です.DEMEV のデータの構造は DEME や DEME(W) と同じで,実行環境ファイルや地形ファイルはそのまま使えます.問題は個体群ファイルで,これを MccDEME から DEMEV へ”移住”させる必要があります.要するに先月の逆変換です.都合よく変域の周辺に掛かっていなかったので,前回脱がせた下駄を履きなおさせる(下表の補正値を加える)だけで済みました.

表1.MccDEMEファイルの数値から形質状態への展開およびDEMEV上の形質状態への変換
ファイル数値数値数値数値
代数ABCD
261101288536205
形質X座標Y座標ニッチ行動形態生理生態胸色翅色
代数ABCf1(D)f2(D)f3(D)f4(D)f5(D)f6(D)f7(D)
2611011251240813
補正値+64+192+64
261117624388813
変換の際,生態形質状態とニッチの値は捨てる
性は1:♀,2:♂; 2^数は2の累乗,int(数)は数の整数部分,mod(数1,数2)は数1の数2による剰余
f1(D)=(int(D/2^30)-4)/(-3), f2(D)=mod(int(D/2^24),64), f3(D)=mod(int(D/2^18),64), f4(D)=mod(int(D/2^12),64), f5(D)=mod(int(D/2^8),64), f6(D)=mod(int(D/2^4),16), f7(D)=mod(D,16)

表2.DEMEV上の形質状態のファイル用数値への圧縮
形質X座標Y座標行動形態生理胸色翅色
代数KLMNOPQR
261117624388813
ファイル数値数値数値数値数値
代数KLMN*256+OP*256+Q*16+R
261111969922669
性は1:♀,2:♂

 そうそう,変換していて思い出しました.QB10forMac では 32ビットの LongInteger の変数が使えたのです.これはビット演算もできました.というか,そういう事をするのに向いた変数でした.で,喜んで使ったのですが,検算のときに普通の電卓が桁が足らずに使えないのが盲点でした.

 Classic II でこの上記の計算をしたあと CSV形式でセーブ,DOS に Exchange して,次の ThinkPad220 にバトンタッチしました.

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