2000年特別企画 歴代パソコンでのリレー飼育

1999年3月:PC-9801nc


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 PC-9801nvの次にncを買いました.A4ノート型隆盛の中,カラー液晶が本格的に作られ始めた頃で,本機種にはデスクトップと同等の処理速度で4096色を発色できるTFTカラー液晶を搭載されていました.発売の時には[ついに,カラーへ]みたいな事で,スペック的にも当時の最高峰,問題点は価格のみという高嶺の花でした.なお,この頃の4096色というのは,それだけの色を区別できるというだけで,同時には16色しか表示できません.

 ハードディスクは40MBまで積めます.発売時の最新システムはDOSが3.3,Windows3.0でした.やがて3.1に変わるとHDD40MBでは足りなくなり,後継機種が出る前には,ncもたたき売り状態になりました,それで,つい,特に目的もないのに新品で買ってしまったわけです.ハードディスクなしのやつです.

PC-9801nc

PC-9801nc

 少し後にサイリックス製のCX486SLCで386→486とアップするViper486というアクセラレータが出回り,これを中古で買ってはめました.この製品については[アクセラレータにダマされた!]という本があり,かなり怪しいことが書かれています.僕の場合はいちおう,うまく動いていました.

 純正品で[サムマウス]といって,手の中に入れて親指でグリグリするマウスみたいなものも発売されて,それも買いました.しかし[ノート型でハードディスクを回すのは邪道だ!]と思っていたので,ハードディスクを買い与えることはせず,nvより一回り小さい2MBのメモリカードをカードディスクとして使い,従って高速DOS機に仕立てました.こういう使い方だったので,メモリも増設しませんでした.

 このncを,当時主に使っていたnvと比べると;ディスプレイが奇麗で,断然早いけど,容量が小さく,質量も一回り重い,偏った機械になりました.その結果,普段はツノヤハズの高速培養器としてほったらかし,たまにデモ用に持ち出すような使い方になってしまいました.それこそノート型としては邪道ですねぇ.

 今,キーボードを見るとほとんど摩耗していません.自慢の液晶を眺めた時間も合計すると短かかったし,あのマウスもほとんど使わへんかったし.多少重く脆くなっても40MBのHDを付けてWindows3.1を走らしてほしかったんかなぁ? 許してくれnc.


200,000世代目

 Viper486は非常に熱くなりました.筐体の外からわかるほどです.底に滑り止めを兼ねて足を貼り付け,通気をよくしました.しかし5年ほどで,とうとう動かなくなりました.はずすとマトモになりましたので,やはりViper486が壊れたようです.このため今回のリレー飼育ではオリジナルの386で実行しています.

 ncから第200,000世代で引き継いで,フロッピーの容量にあわせて50,000世代ぶん実行させておいたところ,2日半ほどで完了しました.これはちと速すぎるぞ,とうことで何か寄り道のネタを考えねば...

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