生存の条件
← 基礎データのページへ
← ツノヤハズのページへ
個体群が好適な生息地に定着している場合でも,偶然によって絶滅にいたる危険性があります.その危険性は生息地の広がりや,その地域の好適さの程度によって決まるでしょう.この関係について,一連の実験を行いました.各種の実験を行う際に設定のための基礎となります.
半径5〜10の(面積61〜261)の異なる平坦な島で,ヘックスでの生存率を0.58〜0.80に設定して,1,000世代間に絶滅が起こる頻度を計測しました(各区100回反復).
図.サイズの異なる島と初期個体群
その結果,下のグラフのようになりました.大雑把にいって,十分な広がりがある場合0.6,狭い場合は0.7程度の生存率があれば安定した生息地になり得るといえるでしょう.
図.ヘックス生存率を変化させたときの1,000世代以内に絶滅する確率
↑ 文頭へ ↑