LOGO ブラスバンドへのお誘い 大阪ハーモニーブラス オータムコンサート2004に向けて

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ブラスバンドへのお誘い

 大阪ハーモニーブラス(OHB)のオータム・コンサートは、ブラス・バンドのために作曲された、シリアスな音楽を中心に毎回プログラミングしています。
(OHBの合奏スタイルは英国を起源としており、ブリティッシュ・スタイルの ブラス・バンドと呼称されることもあります。)

 今回はコンテンポラリー・ミュージック(現代音楽)とオリジナル・クラシック(古典)の分野からそれぞれ選曲されています。1曲目のマーチ、『グレイス・アンド・グランジュアー』は京都出身で現在、英国ソルフォード大学に留学中の内田佐智の作品です。次にカナダの作曲家、カルヴァートの手による讃美歌、オーストラリアのコードによるコルネットのショウ・ピースと伝統的なスタイルの曲が続きます。そして、今回のメインのひとつである、ダーロル・バリー『大阪のための音楽』は、今年1月にOHBがバリーの『テューバのための即興曲』を演奏した事が縁になって、作曲者から 直接楽譜の贈呈を受け、このコンサートが世界初演となります。

 休憩をはさんだ後半は、近年意欲的な創作活動が注目されている、英国の エレビーによる『オヴェイション』で幕を開けます。続いてはこれも近年、 『ハリスンの夢』などの作品で世界中から注目を浴びている、英国の グレイアムの初期の作品になる『ブリランテ』でユーフォニアム・デュオが フィーチャーされます。そして今回のメインは、エルガーの秘曲『セヴァーン 組曲 作品87』。彼の代表作ではありませんが、実直さ、厳格さといった性格 が表された格調高く、味わい深い曲です。エルガー唯一のブラス・バンド曲で、 日本では合奏体がポピュラーでないことも手伝ってか、オリジナルの姿で演奏 されることは少なく、今回の演奏(1996年改訂版)は極めて貴重なものと言 えます。

 ブラス・バンド・ミュージックを深く味わっていただける、そして何よりも聴 いて楽しいコンサートになればと願っております。皆さまの御来場をお待ち申 し上げております。

ダーロル・バリー(「大阪のための音楽」作曲者)

 1959年9月13日にイギリス・ランカシャー地方のソルフォードに生まれる。14 才からE♭ベースとユーフォニアムを初め、卒業後、一時家具職人の見習 いとなるも、音楽の勉強をするため1977年からソルフォード大学に入学し、 作曲をロイ・ニューサムとゴフ・リチャーズ、デーヴィッド・ルーカスらに 師事。またロンドンの王立音楽大学にてジョーゼフ・ホロヴィッツにも師事 している。その後、フリーランスの作編曲家となり、その作品は英国の ステューディオ、ライト&ラウンド、カークリーズ、プリマ・アーツ、スイスの オブラッソ、ベルギーのベルナールトスなどから出版されている。
プリマ・アーツから出版されている『ダイアモンド・ヘリテージ』(2000年) は、今年の全英選手権の3rdセクション決勝の課題曲に選ばれ注目を浴びている。 教育者としても、母校のソルフォード大学をはじめ、英国各地で教壇に 立っている。

 2002年3月よりバリーは、オマーン王国の近衛軍の専属作編曲家のポジションを 得て、軍楽隊、ビッグバンド、パイプ&ドラム・バンド、オマーン 王立交響楽団に作品を提供している。




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