'90年10月号

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芝浦でサイキックを観た!

今年8月の“TMN宣言”以来、目が離せない小室哲哉の動き。 9月には“超魔術”のMr.マリックと組んで世の中に強烈な波動を送った。 もう、届いているよな!


 「小室哲哉と、あのMr.マリックが一緒にナンかやるらしい」という情報を得たCALL266探険隊(なぜか突如復活だッ)、こりゃー一大事!とばかりに芝浦まで飛んだ。
 芝浦O'BAR 2218に一歩足を踏み入れる、と、そこはすでにサイキック空間と化していた。レーザー光線が飛び交い、小室哲哉のサイキック・サウンドが流れる中、ジャーン! Mr.マリック登場。
 観客5人をステージに呼び、それぞれメモ用紙に好きな字を書いてもらう。しっかり折りたたんだメモ用紙を集め、その中からMr.マリックが1枚を選び出し、耳に当てた。
 「横線がいっぱい見えてきました。これは、そう、漢字の“真”ですね!」--その文字を書いた女性が驚きの声を上げる。
 その後Mr.マリックは、時計の針を念じただけで動かしてしまう〈誘発〉や、レモンを自分の顔の前にイメージする〈イメージ・トレーニング〉で場内を圧倒。観客が声も出なくなったあたりで、小室哲哉が登場。
 「今年のお正月にTVを観ていたらマリックさんがインタビューを受けていた。ぜひ話をききたいと思い、自分からコンタクトしていきました。UFOの話とか、いろいろな話ができて。宇宙的なイメージで一緒にアルバムを作ろう、ということになったんです」と小室。
 「横浜アリーナでTMのコンサートを観たんですが、シンクラビアの、腹の底まで響く音を初めて聞いて、これは音によってなにかができる、と感じました。創造するときの直感力、ヒラメキ、これは超能力です。小室さんにも絶対ありますね」とMr.マリック。
 2人は、いわゆる“ストレス解消の音楽”ではなく“行動力を湧き起こす音楽”を目的にした、という。その成果がアルバム『Psychic Entertainment Sound 〜Mr.Maric World〜』だ。--「新プロジェクトTMNの今後の動きは◎で要チェック」とメモに記して、探険隊員は会場を後にしたのだった。

9.7(fri.) at Shibaura O'BAR 2218

写真キャプション/観客代表でステージにあがった女性の時計にMr.マリックが「フン!」と念じる。するとあれま、3時35分を指してた針は一瞬にして2時47分に逆戻り! ウ〜ン、サイキック。


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