ケシルリオトシブミ

解説

[和名]
ケシルリオトシブミ
[学名]
Euops polotus

オトシブミ科
ルリオトシブミ族

体長:2.8-3.1mm
分布:本九
寄主:シデ,ノイバラ

解説
 この属のなかでも特に小型です.全体に青緑色の光沢がありますが,黄緑がかったもの,青緑紫がったものなど変化があります.
 前胸背の点刻は単純で,渦状にはならず,横しわ状の事が多いです.雄の前脛節は,特に長くはなりません.
 本種はナラルリオトシブミやルリオトシブミと似ていますが,尾節板が狭く,複眼が小さい事が特徴です.複眼は顕微鏡で見ると一点でわずかに接してるだけです.翅鞘の形は両側ほぼ平行で,他二種の中間の状態です.
 雄の場合,本種では腹部腹板が平坦で毛がない(ナラルリオトシブミでは広く凹んで多毛,ルリオトシブミでは平たくなく無毛)事で容易に見分けられます.雄の中脛節端は少し拡がり,他二種の中間的な状態です.

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