兵庫のゾウムシ[準備中]

2006年9月開設

 兵庫県産のゾウムシ上科(キクイ,ナガキクイを除く)をまとめるためのページです.

 現状は,これまで採集記録のあるものの一覧を作っている段階です.主要な文献は;

高橋寿郎(1997).兵庫県産ゾウムシに関する文献目録(1).きべりはむし,25(2):13-22.
高橋寿郎(1998).兵庫県産ゾウムシに関する文献目録(2).きべりはむし,26(2):1-7.
高橋寿郎(1999).兵庫県産ゾウムシに関する文献目録(3).きべりはむし,27(2):47-53.
高橋寿郎(2000).兵庫県産ゾウムシに関する文献目録(4).きべりはむし,28(1):32-41.

第四部は「事務局編の遺稿集No.3」です.原稿作成を全然手伝わずにごめんなさい.
 続きをやるために,見直しからはじめることにします.

 リストは表題どおり[文献目録]で,1873年からはじまって,1998年までの193件の文献が掲載されています.
 ただこのリストは兵庫県産の種のリストを強く志向したものであり,各文献に登場する種が”執筆時現在(≒九大の赤リストで)いうところのどの種か?”を比定してあります.掲載種をほとんど全て列記した上で,異なる場合には現行の同定が和名で書かれています.
 従ってこれを単純に,集計して纏めなおすだけで,兵庫県からの記録の一覧ができるはずなのです.

 単純にやっていくと,1900件あまりになりました.これを種ごとにソーティングすると,400種ほどになります(←数値の正確さに自信がないので「あまり」とか「ほど」とか書いています).
ヒゲナガゾウムシ科48種,オトシブミ科22種,チョッキリゾウムシ科32種,ミツギリゾウムシ科4種,ホソクチゾウムシ科9種,チビゾウムシ科1種,オサゾウムシ科16種,イネゾウムシ科3種,ゾウムシ科265種です.
 しかし,やはり比定にも強引な部分や誤りもあります.できれば,各文献でその表記になった「流れ」を探って比定することが望まれます.主要な図鑑の変遷によって,同定されがちな種名も変わります.
 結局,原典にあたってアレコレ考察することになります.このへんは,今後,個々に詰めていく必要があります.また,高橋さんが見落としておられた文献もあるでしょうし,リストにあって筆者(沢田)が未入手の文献もかなりあります.


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