ちょっと悔しい話


やられた・・・・

まさか・・・

そんな・・・

12/1 の話である。この日、インターネットのてっちゃんのサイトではオークションが行われていたのだ。その日の出物はてっちゃん破壊のショルキー KX-5。てっちゃんファンなら誰もが欲しがる一品である。

なにを隠そう私にはコレクターの趣味はないのだが(嘘)、この日はショルキーを狙っていたのだ。

オークションの方式について少し説明する必要があるだろう。 このオークションでは、入札時点の最高入札価格に 1000 円を足した価格以内でしか入札できない。また、 主催者の決めた最高価格というものがあり、その価格で入札する者がいると終了になってしまう。

入札はウェブ上で行うが、入札するとメールが届き、そのメールに記載されたウェブページにアクセスすることによって入札が承認される。同時に同じ価格で入札する人がいるため、承認は早い者勝ちになる。

つまり、このオークションではより早く主催者上限価格で入札し、承認されることの勝負になる。 前日までのオークションから、主催者上限価格はキリのいい数字が予想された。

私は予想価格に及ばない時点から参加し、システムを研究していた。メールアドレスも最も早いアドレスに変更するなど様々な方法で最適化を行っていた。 そうこうしているうちに私のほうのシステムが相当洗練され、狙った価格をかなりの確率で取れる目途がついた。

そして私の本命予想価格である 100,000 を目指して私のシステムがフル稼働した・・・・。 画面に出た文字は、

入札手続きが完了しました。

やったか? 私は入札画面に戻り更に高い数字で入札してみた。するとオークションはまだ続いていたのである。100,000 じゃなかった・・・。この時から私の中で葛藤が始まることになる。

果たして 120,000 出す意味があるのか? 私は迷いながらオークションの推移を見守っていた。 しかし、ここで引き下がるわけにはいかない。私はオークションを参加を続けることにした。

110,000
111,111 (笑)
120,000

以上は私が承認を受けた価格である。120,000 でもなかった・・・。150,000 か!?  私の葛藤が再び始まった。

しかし私はここまで来たら引くことができないと思い始めた。これまで、キリのいい数字をゲットしておきながらここで逃げることは許されないと勝手に思っていた(バカ)。

125,000
130,000
140,000

以上も私の承認の受けた価格である。この頃は価格だけに参加者も少なくなったのだろう、狙った数字はかならずゲットしていた。そして運命の時が来た。

私は私のシステムをフル活動させ、150,000 の処理を行った。処理を行いながら、「ああ、15万が消えた・・・。15万あれば・・・」 などと感慨に耽っていた。

「あれ?おかしいな。承認されてないぞ?」 私が不審に思うまでに 5 秒も要しなかっただろう。 いつものように承認された画面がブラウザに出てないのだ。どういうことだ?

私は焦って調べた。こ・これは・・・・!

承認の際にメールによってウェブページを指定されることは上で説明した通りである。 私は入札と同時にメールの取り込みを行い、指定されたアドレスにすぐにアクセスするシステムを作っていた。

しかし、この、最悪のタイミングで別のメールが舞い込んできていたのだ!!! 私のシステムは正しく機能しなかった。10 秒ほどたって、アクセスした時にはすでにオークションは終わっていた・・・。

この恨みはらさでおくべきか・・・>送り主

でも何かおごってやるか(笑)

ちなみに私は「G」または「ちょっと高い」という名前で参加してました。


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