私は 「Nights Of The Knife」を”新しい始まり”というテーマで書きだす時に、ふとこの詞※を思い出したのでした。
そうだ。あのシチュエーションと似てる。
あの歌の数年後を書こう──。
だから、同じ丘の風景を出しました。
あのフールなヤツが,大きなことを成し遂げて,また新しい夢に向かって歩いて行く。
そんなふうにしたかった。
ずっとそばにいた恋人(ファン)も、なんだか大人びて,ちょっとせつないけど。
彼はまたやりたいことが見つかって、じっとしてられない気持ちでいる。
あの懐かしい場所で,また夢を始めよう。
……そんな気持ちの歌であります。

※Fool On The Planet

「SIMPLE DREAMS」小室みつ子著 扶桑社刊より


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